びしん経営者セミナー・SW会・神在サミットに参加した3日間 - あたたかい家づくり専門工務店 上田建築工房|岡山県新見市

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びしん経営者セミナー・SW会・神在サミットに参加した3日間

2025.12.05

こんにちは。上田建築工房の上田です。

各地から雪の便りが届く季節となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回は11月に3日間にわたりいろいろな会に参加したのでそのことについてお話ししたいと思います。

 

11月18日 ─ 経営者セミナー in 高梁

中山間地域の未来と、中小企業の役割を考える機会として、備北信用金庫主催の「経営者セミナー」に参加しました。

講師はジャーナリストの須田慎一郎氏。

テーマは“高市政権の景気対策”。

講演終了後には記念撮影の機会もあり、須田氏の立ち位置が完璧に決まった一枚となりました。

撮影の際に、私は須田氏にひとつ質問をしました。
「中山間地域がよくなるためには、何をすれば良いでしょうか?」

返ってきた答えは「移住者を増やすこと」。
しかし、現状ではそれほど簡単ではないことも事実です。

むしろ私は、地域にある1社1社が「良い会社」になり、1社が1人でも採用できる企業になることが、最も現実的で持続力のある地域づくりだと考えています。
新見市には1,000社以上の事業所があります。
1社が1人採用できれば 1,000人の人口増 です。
その鍵は、経営者と社員が共に学び・共に育つ「共育」にあると改めて感じました。

 


  

11月20日 ─ SW会 in 津山

この日は津山でSW会に参加し、懇親会にも顔を出しました。


ただ、この日は娘の誕生日。

「遅くなってもいいから、家族全員そろって祝いたい」
娘からそう連絡があり、挨拶を済ませて早めに帰りました。

皆さんからは、近くある大学入試の合格祈願までしていただき、本当にありがたい時間でした。
帰宅後、家族でケーキを囲み、束の間の幸せな誕生日祝いとなりました。

 


  

11月21日 ─ 神在サミット in 松江

松江に行き雲州志士会主催の「神在サミット」に参加しました。
先々週の中同協役員会の際、島根の方から「面白いからぜひ」と誘っていただいたのがきっかけです。

会場には、島根の経済を支える多くのリーダーが集結。
地域を動かすのは、やはり『人の力』なのだと強く感じました。

島根県といえば「消滅可能性都市」が多いことで知られますが、実は昨年の合計特殊出生率は全国2位。
地道で継続的な政策と、民主体の地域づくりが、成果につながったものと思います。

 

また、雲州志士会の方からは、
「米子〜宍道湖にかけて高速道路を建設し、年間350億円の経済効果が見込まれる」
という前向きなお話も聞きました。

 

印象深かったものが地域には“顔”が必要というお話。

新見だったら誰だろうと考えました。自分ではない事は間違い無いでしょう💦

それから、短い言葉で端的に言語化する重要性も学びました。
「サンセバスチャン=美食の町」というように、その名を聞くだけでストーリーが浮かぶ“言語化”が地域ブランドをつくると言われていました。 

これは会社にも同じことが言えるでしょう。

私自身、同じ経営者として、自分の立ち位置と役割を再確認できた貴重な3日間でした。

懇親会にも参加したかったのですが、前日祝えなかった娘の誕生日のために帰路へ。
家族との関りも私にとって貴重な時間です。

 


 

三日間を通じて感じたことは、中山間地域を良くする方法は、一見するといくつもあるように見えます。
しかし、本質はシンプルです。

「地域の人が輝き、地域の会社が良くなり、地域に物語が生まれること」

それをつくるのは、国でも大企業でもなく、私たち地域の経営者と働く仲間たちだと強く感じました。

これからも、新見市の一企業として、「発展性ある会社づくり」を通して地域に貢献していきたいと思います。

 

すべてに感謝