TOKYO世界陸上
2025.09.29

いつもお世話になっております。
上田建築工房の上田です。
秋の深まりとともに、心が落ち着く季節になりましたね。
さて、世界陸上が1991年以来、34年ぶりに日本で開催されました。
前回は総合司会者として不参加だった織田裕二さんが、今回はメインキャスターとして復帰し、熱い解説で大会を大いに盛り上げてくれました。
記憶に残った競技といえば、やはり村竹ラシッド選手の110mハードルです。
パリオリンピックでは惜しくもメダルを逃しましたが、今回の東京大会では「本気でメダルを獲りに行く」という強い覚悟が感じられました。
決勝の選手紹介では、『JOJOの奇妙な冒険』のプッチ神父の立ちポーズ、いわゆる“JOJO立ち”を披露し、会場を大いに沸かせました。
レースは一瞬の出来事でしたが結果は惜しくも5位。
試合後、石井大裕アナウンサーがマイクを向けると、ラシッド選手は涙ながらにこう語りました。
「何が足りなかったんだろうなって。パリが終わってからの1年間、本気でメダルを獲るために必死に練習してきたのに…。本当に何が足りなかったんだろうなって。すみません、こんなにたくさんの人に見守ってもらって、ひとりのアスリートとして本当に幸せです。だからこそ、メダルを獲ってみんなと一緒に喜びたかった…。そして最後に自分の足が持つ限り、何年かかってもメダルを獲りたいです。」
その言葉を受け、石井アナは寄り添うようにこうコメントしました。
「ラシッド選手は日本の宝です。世界で5位というのは本当にすごいことですし、東京国立競技場という大舞台で素晴らしい走りを見せてくれました。多くの人が勇気をもらいましたし、僕自身も努力しなければと思いました。感謝しかありません。」
私もまさにその一人で、胸を熱くしながら聞いていました。
いつかラシッド選手が夢を叶え、メダルを獲る日を楽しみにしています。
そして私自身も、人を感動させられる存在になれるよう努力していきたいと思います。
感動をありがとう、世界陸上東京大会。

すべてに感謝