地球温暖化と私たちの暮らし
2025.07.18

いつもお世話になっております。
上田建築工房の上田です。
6月27日(金)に気象庁が「九州南部、九州北部、四国、中国、近畿の各地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これは平年より約3週間も早く、九州北部・四国・中国・近畿では統計開始以来、最も早い梅雨明けとなりました。
本来、梅雨の期間は平年で約40日程度ですが、今年は九州北部から近畿にかけて、わずか18~19日と平年の半分以下。
特に九州北部・中国・四国では過去最も短い梅雨、近畿でも過去2番目に短い記録となりました。
そんな中、芳井町の叔父が天国へ旅立ち、葬儀で田んぼのある風景を目にしました。
そこには水が枯れ、地面がひび割れている光景が広がっており、地域の人々が不安そうな表情を浮かべていたのが印象的でした。
最近では、新見の名産であるピオーネの色づきが悪いという話を耳にします。
さらに宮城県石巻では、温暖な海に生息するウミガメが漁網にかかるなど、各地でこれまでにない異変が起きています。
漁業や農業をはじめ、さまざまな分野で地球温暖化の影響が深刻化していることを実感しています。
また、ロシアとウクライナの戦争が始まり、北極圏における科学調査にも大きな影響が出ています。
調査では土壌や永久凍土、水、空気などのサンプルを採取しますが、永久凍土には未知のウイルスが存在する可能性もあるとされています。
戦争の長期化によって調査が困難になり、凍土の融解が加速すれば、温暖化に拍車をかけ、人類の存続に深刻な影響を与える恐れもあります。
私たちは、日頃から現場(屋内外)で仕事をしているため、年々少しずつ気温が上がっていることを肌で感じています。
こうした体験が、温暖化対策に取り組むきっかけとなりました。
当社では、以下のような取り組みを行っています。
- 環境に配慮した家づくり
(高断熱・高気密の住まいで、冷暖房に頼りすぎない生活) - 新築物件にはすべて太陽光発電を設置
- 節水・節電の推進
- 事務所内のLED化や高効率な冷暖房設備の導入
- ゼロエミッションへの貢献(電気自動車の導入など)
今後、企業としてのあり方も問われる時代がやってきます。
ISO14000(環境マネジメントシステム)の取得も、すぐそこにある現実として意識しています。
地球環境の未来は、私たち一人ひとりの行動にかかっています。
これからも持続可能な社会づくりに貢献していきたいと思います。

すべてに感謝