像を想う - あたたかい家づくり専門工務店 上田建築工房|岡山県新見市

ご縁紡ぎブログ

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像を想う

2025.02.03

こんにちは。

上田建築工房の池田です。

 

皆様、あけましておめでとうございます。

今年の干支は「巳」ですね。「巳」と「実」をかけて

実りある一年にしたいです。

そして新しいことにいっぱいチャレンジしたいです。

 

 

最近、ありがたいことに、さまざまなセミナーや勉強会に

参加させていただく機会が増えています。

多くの方々と出会い、意見を交換できることを大変嬉しく思います。

 

あるセミナーの講師の方が、こんな言葉をおっしゃっていました。

「人間のみが唯一持つ能力は思考と想像である。

考えることを止めたら人間という動物である。」

この言葉を聞いた瞬間、私は最近読んだ本の中に

同じような考えが書かれていたことを思い出しました。

 

その本には、こんな言葉が書かれていました。

「この世界で大切なことは想像である。想像とは”像を想う”と書く。

像とは、思い描くイメージである。つまりその人になりきって想うことが大切なんだ。」

セミナーで聞いた言葉と、この本の一節が重なり

改めて「思考」と「想像」の大切さを実感しました。

私たちは、家づくりを生業としています。

 

作り手は特に、お客様が本当に求めているものを理解することが何よりも大切です。

それが分からなければ、どれだけ技術があっても

心から満足していただけるものは生まれません。

しかし、これは仕事に限らず、人生のすべてに共通する大切な心構えだと考えています。

なぜなら、人は決して一人では生きていけないからです。

家族、同僚、友人、そしてまだ出会ったことのない人たち。

私たちは多くの人と関わりながら、共存する社会の中で生きています。

 

その社会の中で、自分の意見を押し付けたり、

「自分さえ良ければいい」と考えることは、共存社会とは真逆の道を進むことになります。

もし、そんな生き方を続けていれば、ふと振り返ったとき

自分のそばにどれだけの人がいるでしょうか。

大切なのは、お互いを尊重し、相手の立場になって考えること。

その思いやりこそが、人生や社会を豊かにする秘訣なのだと思います。

 

学び続けること、人を思いやること

「大切にするから大切にされる」という想いを胸に、これからも一歩ずつ歩んでいきたい。

そうして、25年先も誇れる仕事を続けていけたらと思います。

 

今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

すべてに感謝