「幸せになれる家づくり」
僕が高校を卒業するまで暮らしていた家は、古い借家でトイレは汲み取り式で洗面所もなく台所で手を洗っていました。
三人兄弟で一つの部屋を使っていたこともあって、友達を家に呼ぶのも嫌でした。
お風呂は床がタイルで冬はとても冷たく、浴槽は一度水を貯めてからガスで火を焚いて温める種類のものだったので、少し忘れると熱湯になっていて入れなくなることもありました。
古い家だったので冬は隙間風などが入りとても寒く、夏は三段べッドの一番上で蒸し暑い中寝ていました。
友達の家に遊びに行った時に自分だけの部屋があるということを本当に羨ましいなと思ったのを今でも覚えています。
自分だけの部屋にテレビ、ゲーム、エアコンまであり、子供ながらに格差を感じていました。
高校を卒業してから引越しをして、自分だけの部屋ができ、テレビも自分で買い、昔憧れた暮らしに少しずつ近づいて行きました。
ですが高校を卒業して仕事を始めると、友達を家に呼んで遊ぶこと自体がなくなり、あまり自分の部屋の重要性がなくなったような気がしました。
必要なものが必要なタイミングであることが大切なんだ、と今では感じています。
お客様が一生暮らす家を、後悔ない家にするためにもただただ図面通りに作るのではなく、
本当にこれで不便じゃないのか、危なくないのか、笑顔になれる家になっているのかを考えて作っていこうと思っています。
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