工事を予定されている皆さまへ大切なお知らせ
2025.11.21

2026年からアスベスト調査がさらに厳格化されます
こんにちは。上田建築工房の上田です。
今日は、工事をご検討されているお客様や、すでに工事をされた皆さまにとって、とても大切なお知らせがあります。
2026年1月からアスベスト(石綿)調査の制度が大きく変わり、対象がさらに広がることが決まりました。
■ アスベスト調査、実はこんなに使われていたの?と驚くほど
令和4年4月以降、解体工事の際にはアスベストの事前調査が義務になっています。
当社でも今年調査を行った現場の多くでアスベストが見つかり、改めて「こんなに使われていたのか」と驚いているところです。

アスベストは古い建物だけでなく、想像以上に多くの建材や設備に使われているため、現在の工事ではほぼ必須といってよい調査になっています。
■ 2026年からは「有資格者による調査」が完全義務化
制度改正により、2026年1月1日以降に着工する工事では、
「工作物石綿事前調査者」という資格を持つ専門家だけがアスベスト調査を行えるようになります。
これまでの「建築物中心」から一歩進み、次のような設備も対象になります。
- 反応槽・加熱炉・ボイラー・圧力容器
- 配管・焼却設備・貯蔵設備
- 発電・変電・配電施設などの電気設備
工場やプラント設備、電気関連の工作物まで広がるため、
建物以外の工事でも調査が必要になるケースが増えていく見込みです。
■ 解体時は「アスベストが有っても無くても」書類提出が必須
アスベストが含まれていなくても、
調査者が作成した 事前調査書類の提出は必須 となります。
さらに、エアコン取付などの後工程で、電気屋さんから
「アスベスト調査書を見せてください」
と求められるケースも増えてきています。
■ 工事をされたお客様へお願い
調査書類は必ず保管しておいてください
工事に関わる重要書類のひとつとして、アスベスト調査書は後々必要になることがあります。
紛失すると再調査が必要になる場合もありますので、大切に保管をお願いします。
ご不明点がございましたらお気軽にお問合せください。

すべてに感謝

