未来の担い手を育てる
2025.08.01

いつもお世話になっております。
上田建築工房の上田です。
うだるような暑さが続いておりますが、皆さまお障りなくお過ごしでしょうか?
さて、7月27日(日)に岡山県青年技能競技大会が開催されました。
午前9時から計6時間にわたり、課題の「四方転び踏み台」の製作が行われました。
この大会は、全国建設労働組合総連合に加盟しており、満36歳以下であれば誰でも参加でき、当社からは大工の赤木が出場しました。
今回の出場は、以前全国大会へ出場した宮本以来となり、非常に嬉しく感じております。
赤木は、年齢的に今回の出場を含め、あと3回出場が可能ですが、別の国家試験に挑戦予定のため、来年の参加は難しいかもしれません。
今年は1級建築大工技能士試験にも挑戦するということで、会社全体で全力で応援しています。
岡山県青年技能競技大会の課題である「四方転び踏み台」を図面作成から仕上げまで時間内に完成させることができれば、1級・2級建築大工技能士試験の合格に大きく近づきます。
近年では、現場の効率化に伴う機械化の進行により、大工技術の継承が困難になっており、その結果、災害時の住宅補修が困難になるケースが増加することも懸念されています。
当社では「未来の担い手を育てる」という行動指針のもと、在来工法の技術を維持・発展させることを工務店の責務ととらえ、技術者の育成に真摯に取り組んでいます。
今年の大会は新見から2名の職人が予選会に出場し、計4名で技術を競い合いました。
過去に全国大会に出場し、指導員免許を取得している宮本が、数日間にわたり新見から出場した2名に指導を行いました。
宮本は別の国家試験を控えていたため大会当日の応援には来られませんでしたが、2名の職人は、それぞれ持てる力を十分に発揮してくれました。
惜しくも優勝は和気町の大工さんに譲ることとなりましたが、赤木は初出場にもかかわらず、「とても良い仕上がりだった」と指導員の方から高評価をいただきました。
(和気町の大工さんは久しぶりの大会参加ということで気合を入れての出場だったそうです。)
ぜひ今後も大会に挑戦し、宮本が成し得なかった全国青年技能競技大会で金賞の獲得を目指してほしいと思います。

翌日には、赤木が製作した「四方転び踏み台」を事務所に展示し、朝礼後に検討会を行いました。
議論は専門的な内容におよび、使う場所に応じた鋸の寸目の選び方や、金槌の大きさ、鉋の削り厚など、時間内に美しく仕上げるための工夫について意見を交わしました。
再来年には、現在建築学校に通っている長谷川とのペア出場も視野に入っています。
また、毎年11月に開催される「三木金物まつり」には、今年は大工さんと一緒に参加し、「次こそは」と期待を込め、必要な道具類を今から整えていきたいと考えています。

すべてに感謝