言霊の国
2025.04.11

こんにちは。
上田建築工房の池田です。
先日、大学時代の友人と阪神競馬場へ行ってきました。
競馬場に行くのは初めてだったのですが、入ってすぐに本物の競走馬が目の前に現れてビックリしました。
「競走馬ってこんなに大きいんだ…しかも毛並みがツヤツヤで綺麗…!」と、テンションが上がってしまいました。
場内はとても広くて、キッチンカーがたくさん並んでいたり、小さなお子さんが遊べるエリアもあったりと、まるで大型ショッピングモールのような雰囲気。
外では芝生に寝転がってレースを観戦できるスペースもあって、老若男女問わず、いろんな世代の方々が楽しんでいました。
そして、何より驚いたのは“生のレース”の迫力!
テレビで見るのとは比べものにならないスピード感と臨場感で、観客の皆さんも大興奮。
中には大声で応援する方もいて、私たちも自然と熱が入り、一喜一憂しながらレースを楽しみました。
本当にいい時間が過ごせて、「また行きたいなぁ」と思える素敵な経験になりました。

さて、今回ブログは、今私が読んでいる本の中で、特に心に残った内容を少しご紹介したいと思います。
皆さんは、今の元号「令和」にどんな意味や由来があるかご存じでしょうか?
新元号が発表された当初、海外メディアでは「令和」を order and harmonyと訳したそうです。
というのも、「令」を命令や指示の「命令」と捉えたからなのだとか。
しかし、実は「令」には“美しい”という意味があります。
たとえば、お嬢さんのことを「ご令嬢」、奥様を「ご令室」と言いますよね。
このように、「令」には“美しさ”や“敬意”が込められていることがわかります。その後、政府は「令和」の英訳を beautiful harmonyと訳して発表したというお話があります。
時の安倍首相は令和という言葉には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められており、ひとり一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせる、そんな日本で在りたい。」という願いを込めたそうです。
この話を聞いた著者は、「日本は言霊の国だ」と感じたそうです。
言霊とは、言葉に宿る力のこと。古くから日本では「言葉にすることで、目に見えない力が働く」と信じられてきました。
「令和」という元号も、13世紀に編まれた『万葉集』にある
「初春令月、気淑風和(初春の令月にして、気よく風和らぎ)」という一節から採られています。
そして、万葉集にはこんな歌もあります。
「しきしまのやまとの国は言霊のたすくる国ぞま幸くありこそ」
(大和の国=日本は、言霊に助けられる国。だからあえて言葉にして、あなたの無事を願います)
わざわざ言わなくても、伝わっているかもしれない。
でもあえて「言葉にする」ことが、大切な人を守る力になる。
そんな考え方に、私はとても心を動かされました。
普段、感謝の気持ちを「きっと伝わっているだろう」と思って、あえて言葉にしないことがあります。 何気ない事にも「ありがとう」と言えるようになりたいと、言葉を発する大切さを本で学ぶことが出来ました。

今回はこの辺で。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すべてに感謝